あとがき


皆さん始めまして、またはこんにちは。作者のMr.KNです。

先行者シューティングお楽しみいただけたでしょうか?

今回は、従来自分が作った“開始早々いきなり弾幕をばらまいてくるような作品”ではなく

進むことによってだんだん難しくなるやりこみ重視で作ってみました。

難しいという人もいれば、簡単だという人もいると思いますが

文化祭の出し物と同じように考えてくだされば幸いです。

そもそも私が先行者との馴れ初めはいきなりでした。

学校で部活の先輩が見ていた最先端ロボット技術外伝が偶然目に飛び込んでしまい、大爆笑。

これが全ての始まりでもあったのです。そして勉強に手がつけられなくなったのはいうまでもありません。

それからというもの先行者ゲームをテム100体倒すまでやりこんだり

先行者ペーパークラフトを作ったり、中華王先行者を聞きまくったり

先行者ムービーに陶酔したりともう数え切れません。

そのさなかで先行者のシューティングを作ろうと思ったのが去年の6月ごろ。

最初は先行者が世界征服したという設定で始まり、世界各国に存在する

巨大先行者を倒していき、最後には天安門で先行者完成型を倒すという

名づけて「先行者殲滅計画」という先行者ファンの方々には申し訳ない

内容のゲームだったのでボツにしました。

そして時は過ぎ10月ごろ、自分のHPを作ろうと思い、それと同時に

先行者が主人公のシューティングを作ろうと考え、敵のメカデザインを始めました。

当初はAIMやPRT-3などのデザインはほんの少し面影を残しつつ作っていて

SRD-XやPRP-01、ボスキャラなどはありませんでしたが

先行者ビジュアルファンブックにあった匿奈木のぞむさんのRAデザインラフや

inutakaさんのCGを見てやっぱり作り直そうと考え、現在のRAデザインが完成しました。

今年の元旦に自分のHPを立ち上げて1ヶ月が過ぎようとしていたある日、シルチョフ兄弟社から

励ましのお言葉と、夏に出す先行者お祭りCDに参戦しませんかというお誘いのメールが来て

とても驚きました。まさか自分みたいな未熟者がコミケに参加できるなんて・・・。

それから2月の半ばごろ、黒真 遼さんからRA図鑑の登録の依頼が来て、快くOKしたため

RAの設定を早く完成させました。その最中に悩んだのは「先行者の攻撃方法」です。

これまで考えていたグラ○ィウス形式は武装が偏ってしまうためかバランスが悪いと

自分の中ではそう思いその結果やめました。

そして新しい攻撃方法は何にしたら良いかと考えているさなかに出会ったのが、

かつてのシャープのパソコンX68000で作られた「超連射68K」という連射形式のシューティングでした。

連打しながら弾をよける爽快感にかなりはまってしまい「よし、連射形式のシューティングにするぞ。

そして先行者の多様な攻撃を合わせてショット切り替え式にしよう。」と考え、攻撃方法が決定しました。

それを実現させるために他の人がシューティングツクール95で作ったゲームを探し、

参考になるソースをいろいろ流用させてもらいました。

あえて名前は出しませんが、もし該当するゲームの作者方にはこの場でお詫び申し上げます。

その後からゲームのグラフィックファイルの作成をはじめ、自機や敵キャラをレンダリングしたり

背景画像を切り取ったり、敵の動きをつけたりなど、ここから先は3ヶ月ぐらいかけて作りました。

そして敵の動きをつけ終わり、数少ない私の友人の一人であり、テストプレイヤーをやっていただいたうおのめさんの

アドバイスもあってか6ヶ月で完成することができました。

(実は私に先行者の存在を教えてくれたのはうおのめさんなのです)

作り終えて思ったことは、自分が勉強時間を犠牲にしてまで作品作りに執着したのは

これが初めてだろうと思います。(それに学校の文化祭に出す別の作品も一緒に作っていました)

ちょっと残念だったことはマップに敵を配置したのに一部表示されないというバグやデモが多少思い通りに

作れなかったりと私の技術不足とツクールの表現の限界をこの作品で知ることができました。

最後に私の表現の舞台を提供してくださったシルチョフ兄弟社さんや先行者お祭りCDの製作スタッフをはじめ

応援してくださった皆様、曲の使用を許可してくださった各作曲者のみなさま、本当にありがとうございました。

2002年7月 Mr.KN


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